松井さんのブログ(かり)

なんか意味なしゲーム作成ブログになってる

趣味と呼べるもの

僕の趣味はいちおう、「読書」ということになっている。

そんな言い回しにしなくても「読書」なのだけれど。履歴書の趣味には大体「読書」と書いている。間違っているかもしれない。

絵を描くことも趣味ではあるのだけれども、そちらはなんというか自分の人生をかけすぎている、そんな風に感じる。

学生の頃のように手当たり次第に手に取った本を読んでいく時間はないので、(せいぜい週に2から3時間くらいだろう)読む本は限定していく必要がある、あるいは限定されている。

趣味として長く続けるコツというものがそこにあるのかないのか、考えてみた。

どうしてこの本を選んだのか、趣味というからには自分の好みにはあっているはずで、それがなんなのか、とか。続けられる理由とか。

もちろん、別の言い方もできる。休みの時間を割いてまで続けられる理由もあるだろうし、逆に自分がリラックスできるものでもあるかもしれない。

そんな感じの基準というか、そんなものを探ってみたわけだ。

あくまで主観ということになるので、参考になるかはわからない。記事にするような価値もないかもしれない。たぶんない。

さてそんな長い前置きを踏まえて、紹介するのは、「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ、作者は三上延さん。

アマゾンのリンクです。上。

さて、この本は、「本」をめぐる小さいものからおおきなものまで、様々な物語で綴られたミステリー?という感じで、「本が好き」ということを趣味にしている僕のようなオッサンを釣るには、十二分なタイトルと、そして何より、表紙の栞子さんに悶絶するしかありません。

あれ?これが「基準」なんじゃね?と思う方は大正解だと思います。

読んだのは10年近く前なので、内容はうろ覚えだし、ミステリーという分野は、僕が好きな分野ではありません。「おいおい」という感じだけれども、なんというかミステリーというものは、なんだか本を趣味とするために作られた「カテゴリ」という感じがして、素直になれない、という感じです。表現があいまいで、かつ、わかりにくくてすいません。

まぁ村上春樹さんの作品ほどには読んでいません。

なんというか、話が変わるのですが、文章的には、かの作品群に比べると、「ユーモア」に欠けている。「真面目か!」という印象を持ちました。決して悪いということではなく、比較して、という感じです。

というか表紙のそで?にある作者の紹介にあるように「丁寧に紡がれる」というのは全く的を得ている、と思いました。

結果的に、一通り、読んでの文章の感想が、そんな感じ。真面目。

さらに話は飛んで、僕はどちらかというと理系の脳味噌で、国語はとても苦手だったのですが、そんな僕に読み切ることができる数少ない文学作品の一つでもあるので、それだけでもとても価値のある書籍だったと思う。

そして何より栞子さん万歳。

ここまで書いてようやく?(だれにもわかるわ!)本を選ぶ基準が、「表紙の絵」であることに自分で気がついて、あぁ僕はかなりの「むっつりー」とか思いました。

「めがーね」「ぼいん」

正直なところ、日本人でこの2つが同時に当てはまる人というのはかなりの希少種だと思うのだけれども。