100枚の絵を描けば、絵の腕は上がるか。
多分上がると思うけれど、
現実にはただ100枚絵を描いただけだった。
それで終わってしまう方が多いようだ。
いろんな原因があると思うので、それが何かを自分なりに探ってみる。
その1
まシンプルに捉えるなら、これはなんだ、脳筋のやり方だ。実は僕も結構脳筋なので、絵の枚数は普通の人より多いのでこちらに結構該当する。
せいぜい10枚のうち1枚が、まぁ自分の価値観で見れるかな?というぐらいなので、人にとやかくいうのもおこがましいのだけれども。
その2
努力と捉える。やはり何事も努力だ。繰り返し繰り返し絵を描くことによって、技術を上げていく、職人のやり方に見える感じの捉え方。
その3
実はこれなんじゃないか、と思うのが、100枚本当に描き切ったか。
僕はその1と同程度にこれに該当するのだけれども、下書きをしないせいかもしれないけれど、ちょっとした失敗で、その絵は失敗と判断して切り捨ててしまう。
結果的に100も描いてなかったりするかもしれない。
その3
考える。100枚描いたら、その絵を一つ一つ何が下手くそのげんいんなのか考える。
ある静物画を描いているのであれば、その静物画に似せていく際に、どこが似ていないか、よくよく観察できていない場合が多い。
ものの構造を把握してから描くと、ここはこういう形だからこういう影ができるんだな、ここに光が当たっていないのはおかしいな、とかとか。
光を表現するにも白を残して描くのか、白を書き込んでいくのか、くらい色との対比で描くのか、複数の手法がある。
自分に足りない手法はないか、なんて連想ゲームのように考え始めると、いろんなことが原因としてあることに気づける。
「ファー」と「自然に」浮かんだイメージをそのまま絵に描きたいんだ!とか思ってしまうことは確かにあるし、時々テキストベースの描き方をしていると「だー」とか放り投げたくなることもある。
でも、効果があるから基本的なセオリーとして、皆が論じている。
なので、上記の色々な事柄から、100枚描くことは多分、効果がある。
100枚も描かなくても僕は描けた!という才能溢れた人がいる・・・それはそれでいいことだと思うので、嫉妬する必要はない。100枚描いてダメなら、1000枚描けばいい。