最初は、紐っていいなぁ〜なんて思って読み始めましたが、なにこのめんどくさいの?と思いました。
え?じゃぁ、あまりよくない漫画?
そんなことはありません。
あまりエロくないのが残念ではありますが、
なんというか、王侯貴族の交渉というのは、どこまでも深いルールが存在しており、とてつもなく面倒くさい!
どこまで勉強しているのか?
と作者の精神性を疑ってしまうwほどに緻密なコミュニケーションの応酬で、僕のような凡人には、もう目の回る思いです。
「理想のヒモ生活」という漫画。
日本人の文化において、古臭いと思われがちな礼儀とか作法とかそういうものがあるが、これらを深く理解するには、この漫画はバイブルとも呼べてしまうかもしれない。
「おもてなし」「気遣い」「礼を尽くす」
こういった仕事についている人は、是非読んでいただきたい物語です。
そんな古い文化は関係ない!
なんて思いがちかもしれませんが、いやいや、現在のビジネスシーンには、必須なスキルとも言えなくはないでしょうか?
「美しい日本語」なんて言葉が流行りましたけれど、親兄弟をはじめ、親戚付き合いや取引先との会合、夜の付き合い。礼を尽くすシーンは多々あり、この漫画に出てくる主人公のように考え尽くした対応をできる人間はどれだけいらっしゃいますかね?
僕はできません!
結構気を遣う人間だと思っていたんですが、この漫画を読んで「届かねぇ」と思い知らされました。
すごい漫画が存在したもんだ。
日本の漫画の懐の深さは、一体どこまで?色々考えさせられる内容でした。
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