松井さんのブログ(かり)

なんか意味なしゲーム作成ブログになってる

たぶん前回の記事ではわからないので。解説。

副業でできる!というごみ労働ふぁいる1 - 松井さんのブログ(かり)

さて、格差を広げるだけで、まったく経済を成長させない、という点が解説できていないので、解説すると。。。

(ここでの)プレイヤーの整理としては、

・広告を依頼する・・・A

・業務をまとめる・・・B

・業務を行う・・・C

の3者があるけれど。

直接関係あるBとCに絞る。AはあくまでBの延長と考えられる。実際Aとしては、広告にみあった、売上(契約)があればいいし、問題はない。

問題なのはBとCの関係。

Bは、業務委託として、Cに広告を配達する(ポスティング)契約をする。

Cはフリーターとか個人事業主になる。

Cはそもそも、見込み計算で1件あたり25000円。という成果報酬が目的で契約をするけれど、実際、成果がでるのは3ヶ月後(あるいは出ても3ヶ月後)その間の生活の補償はない。

また、広告もCの費用なので、単純計算レベルであまく見積もっても、1枚で25円から2円を引いて23円、この時点でクロネコさんのメール便より安い。7000枚だと14000円が経費。週末2日で2000枚くばれたとして(実際大変な量なので、僕は無理。週末は、せいぜい800枚くらい。平日の仕事の後少し配って、ようやく1500枚くらい。)7000枚くばりきれないので、期限のきたものは捨てる。

ひとつき、5000枚がせいぜい。1度の注文で7000枚は買い取らないといけないので、2000枚は無駄。

とりあえず3ヶ月はマイナス15000が続く、、、正確には14000なので、42000円が3ヶ月後のマイナス。

さて生活が続けられない以上、契約を切るしかないが、切ると成果報酬が入らない。

という実質は1択の2択。生活が続けられないので、契約を切ると、成果分も支払われないので、ただ借金が残る。

というかたちになる。

単純に、1世帯生活保護が増えただけじゃないか、という答えで止まるのは「ど」がつく3流評論家。

Bの売上、経済効果があるじゃないか、さらなるバカの理論。

Bのプラス分。Cがマイナスなので、経済効果0。

というのがかなり正解に近い分析。正確には0ということはない。

広告の効果はプラスにもなる可能性があるから。

とはいえ、格差が開く理屈はこれで説明する必要はないかな、というぐらいに、わかりやすいと思うんだけれども。

成功報酬というのは、ある程度生活基盤が整っている状態で効果が出る雇用ということだと思う。

媒体は異なるけれども、同じ仕組みがほぼどんな業種にも存在する。「ぎょうむいたく」というものが作られて以降、できてきた問題。なにより、ただ降ってくだけというところが、まったく救えない制度だと思わざるを得ない。

頭のいい人がこういうことを推進するという、さらに救えない状態はいつまで続くかな。システムエンジニアの腕が悪いということだろう。そして福祉を歌う人間がこれを助長している。