これの何が問題か。あからさまにこの人たちがおかしいのか疑問なニュース。
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ワクチン配送多重下請け…大阪市“神戸での問題発覚後”に初めて把握 契約違反か調査 | MBS 関西のニュース
この問題は、映像をみると軽バンを運転している、一番末端のドライバーが悪いように見えるけれど、実際は行政と大手物流の問題である。
ドライバーは所属する会社からの依頼で動く。
その指示に「元請け」がどう、とかそういう内容は記載はない。
普通に考えて、取引先から、荷物を依頼されて、目的地に運ぶ過程で、多重受けであることを、考えるだろうか。まず考えないだろう。
確かに、この荷物は荷主が誰か、中身は何か、これは確認する。運んでいけないものなどが存在するからだ。
ドライバーにも落ち度はあると思われるが、問題なのはそこだろうか?
「原則多重受けは認めていない」、その根拠はどういうものだろうか、
また、現在ワクチンの配送は遅れに遅れているということは、ニュースを見れば、あるいはみなくても、明らかだけれども、ドライバーの確保は病気の感染を上回れるものなのか?
そもそも行政としては、自ら直で業者を選べないはずなので、入札した業者は、全て業務を賄えるものだったのか、その基準は?
談合を許せとは言わないけれど。
そもそもそもそもそもそも。
国をはじめとする官公庁が行うべき、行政の課題は、こういうところに対応すべきなのではないだろうか。
大手も、需要に対して人材の確保の仕方として、普通は、大きい需要に対して、それなりに大きな報酬で人員を確保すべきところを、普通の安い賃金のまま、”下請け”してくれるような都合のいいことしか考えていないとしか思えない。現状、普通に医者はワクチン接種で大変だけれども、それなりの報酬をもらっているはず(ここもはずなのはおかしいよね、もらっていてほしい)なので、当たり前な話で、物流だって、きちんとした報酬を得ていい話なのだが。
ここに無償とかボランティアというおかしな概念をぶっ込んでくる。
おかげで物流の株価は下がり、経済は要らぬ混乱を招き、政府は信用をなくす。
実行のない「緊急事態宣言」がいつかなど、どうでもいいので。実際に国がやるべきこと、行政でなければならないこと、マスメディアがどうあるべきかなど、自分達の役割も見直してほしいと思ってしまう。
おかしいのは何かを考えてマスコミュニケーションしてほしいものだ。